FC2ブログ
2011年05月20日

●手毬花

~手毬花の感想です~
【シナリオ】
※ルートの順番に関する修正点
√の順番ですが、美衣が最終固定ではないかもしれません。(他サイト未確認につき 未確定)
選択科目で何を取るかでルートが変わります。
書道→小鈴 美衣  音楽→眞美留  美術→牡丹 依菜里
各科目を攻略することで、別科目(ルート)が開放されるため、
小鈴ではなく 美衣が初ルートもあると思われます。(美衣ルートで他ルートを促すような一文がありましたので、最終固定としては不自然)


"死生観を扱った疑似伝奇物"
設定のベースは神話を元に作られている物語っぽいのですが、
実際のシナリオは軽い伝奇にしようとした といったところでしょうか。
七不思議の設定を織り交ぜたのはそういうことだと思います。

プロローグ部からマップパートに入るまでは話のテンポもよく、
牡丹やべるが先生といった、非常に個性の強いキャラが話の所々でコメディ的な面白さも引き出して
『あ、このゲーム 雰囲気と違って面白い面が多いんだな』と思わされ、中盤以降に期待させられました。

しかし、マップパートのシーン一つ一つが 相当短く(シーンによっては数行で終了)
プロローグでのテンポのよさもどこへやら 反ってテンポを乱す原因にもなっていました。

読んでいた感想の一つですが、
ルートごとの種明かしがちょっと多すぎたかも というのが一点。
ルートの開放順が決まっている為、GOODとBADを交互に終わらしていったとして
眞美留が二番手で来るのですが、この眞美留の時に 大体の種が出尽くすという事態。
小鈴から始まり 美衣で終わりなんですが、最後になればなるほどに
種がわかっているから 読んでいても新鮮味がなくなっていきました。

厳密に言うと、種がわかっていても 種の出し方とか 種が芽を出した結果の違いであるとか、
わかりやすい差異はあるんですけど、認識の修正という感じなので、『喫驚』とはまた違う感じでした。
というより、色んな出方がありすぎて 時々「あれ?」となることも。

好きなルートは牡丹が好きなのですが、
心に残ったのは美衣のGOODENDのラストシーンです。
シーンが心に残ったというよりは、セリフの意味が心に残った感じですが。

牡丹ルートはぶっちぎって変態を貫いていくのかと思いきや、
意外にも熱い牡丹ちゃんが見れたことが良い思い出。
個人的には、牡丹ちゃんにはもっとぶっとんだ変態エッチを見せて欲しかった面もありますが・・・。

眞美留 牡丹 依菜里がシナリオの重要な部分を担当しているため、
メインヒロインと思われる美衣 小鈴が非常に不遇な扱いを受けていた。
特に美衣に関しては、他キャラが濃く 小鈴ですら笑いを取れる位置にいるだけに、
小虎に異常に執着するちょっと可哀想なキャラになっている。


【テキスト】
上記 シナリオの感想より、構成力 説得力が乏しいとも感じ取れる。
ストーリーに一貫性が欠けている傾向がある。様々な解釈を考えた結果 競合してしまっている。
また、一部設定に関する説明がない もしくは少なく、物語を満足に理解する為のピースが不足。

文章自体は難なく読むことが出来るが、特筆すべき点は特に見られなかった。


【システム】
シナリオ感想でも記述したように、
マップパートが限りなく不要な存在。
場所の説明の為に1シーンを使うこともあったが、それも僅か数行というレベル。
それなら、マップパート一切なしで 登場人物間でのイベントを その場所で起こし どういった場所かという説明を入れた方が、
読み手としても 読みのテンポを崩されずに済んだ。
何よりこのマップパートが意味のないもの と言わざるを得ない点は、一切使われていないマップというのが存在すること。
マップパートとしてというよりは、ゲームとして未完成と露骨出しているようにも取れる。

反面、スキップ機能はかなり高速で 周回が苦でない点はある程度評価。
しかしここでもやはり、マップパートの選択がいちいち面倒だったりするので、やっぱり減点。


【CG・MOV】
俗に言う 『立ち絵』という絵が基本的に存在していない。
それに準ずる絵もあるのですが、あくまでCGの一部だと思われます。
差分別で300枚以上のCGがあり、
ゲーム中 コロコロとCGが変わっていくので、そういった意味では見てる側は飽きがこない。

ただし、緒方さんの絵自体が非常にクセのある絵であるため 見る方を選ぶ傾向はあり。
牡丹と美衣は牡丹の癖毛がなければあまりにも同一人物。

テキストウィンドウの横に デフォルメ化されたミニキャラがおり、
ミニキャラが感情表現をしていて非常に愛くるしい。
緒方さんの絵がちょっと・・・という方はそちらを見ているとどこか癒やされるかも知れない。


【音楽】
曲数は少ないが、曲の雰囲気は作品と一致。
ただ、ゲーム自体が 緩やかに 静かに展開していくこともあってか、
特段インパクトのある名曲 といったものが存在しない。
そこまでBGMに関しては拘っていないのか、無音の時間 というのも存在していました。

曲だけで楽しむというよりは、曲と物語があって 初めて楽しめると言った感じでしょうか。


【エロ】
個人的には、緒方さんの絵はエロ向きではないと思ってます。
画風がそもそも エロ絵を描くような方ではないと思いますし。

ただ、シナリオでも記述したように
牡丹ちゃんとの肝心のエッチシーンでは 物語の関係上 牡丹ちゃんの変態的な面が出ていなかったのがホント残念。
あと、メインヒロインだろう美衣が なぜか1シーンしかないというのも、バランス的に考えてどうかなと思ったり。

【総評】
《64点》
+CGは最大限に力を入れていると感じられ、また ミニキャラも魅力的で非常に良かった。
+牡丹 べるが先生との掛け合いの面白さ。
-マップパートの存在意義が皆無
-何を主として書きたいのかが曖昧すぎたシナリオ面。

設定としては面白く、展開の仕方次第で十分良作になったのではとも思える一作でした。
種明かしをしているにも関わらず、基本となる軸がぶれまくりな為、
物語を理解しにくい、何を伝えたいのかさっぱりわからないというのが一番の問題。
一番最初に"死生観を扱った 疑似伝奇物"と書いたが、
果たして 疑似伝奇と解釈した自分の判断もあっているのかと不安にも。

世界観としては魅力的で、七不思議解決 や 学園の真相探査など 読み手の心をくすぐる要素はあるにも関わらず、
それを十分に活かせていないのが至極残念。
結局のところ、七不思議に関しては解決パートよりも 探索での牡丹ちゃんの変態行動の方が目立っていたし、
学園の真相に関しても、あっさりと暴露されてしまったりで どうにも不完全燃焼にさせられてしまった。

しかしながら、キャラ同士の掛け合い 特に牡丹 べるが先生(これに関してはホント素晴らしかった)間であったり、
緒方さんが『これがプロじゃあ!』というだけの事はある 力の入ったCGであったり、
一概にダメだと捨てきれない部分もあり、今後にも期待したい という思いが強い作品になりました。

スレッドテーマ:美少女ゲーム:ゲーム

メイン

コメント

コメントする

サイト管理者にのみ通知する

トラックバックURL


トラックバック

|

Copyright c 200x xxxxx. All Rights Reserved.

/for one column -->