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2011年04月15日

●めちゃ婚!

~めちゃ婚の感想です~
【シナリオ】
>シナリオ総合
『奥さんをいっぱい娶らないといけません!
法律で 決められてるんです!
5人の奥さんと家族になっていく、ファミリーハーレム・ラブコメディ』 公式より

公式にはまた、ハートフル一夫多妻ADVとも書いてあります。

それを踏まえながらレビューを書いていきます。


まず、はじめに
このゲームは、シナリオゲーではありません
無論、その辺は公式のギャラリーみれば大体察しがつくのですが。

体験版パートが結婚するまでなので、そこまでの話の流れから本編を予測すると、
『主人公が突然として嫁になったヒロイン達と、しっかりとした恋愛を経て 改めて自分たちの関係を認識し合う』
ようなゲームに見えます。

というのも、
咲が 『自分の嫁を幸せに出来ない人間が、会社の人の家庭を幸せにすることが出来るはずがない』といっていたり
楓が 『結婚してからでも恋愛は出来る』といっていたりするからなのですが、
本編に入ると空気は一変します。


まず手始めと言わんばかりに、ヒロインである5人と タイマンエッチを5日間に渡って繰り広げるのですが、
その間に、まともなデートイベントはほぼありません。 
喫茶店で過ごすにしても、喫茶店の中での会話描写などはなく 行く→行った の既成事実だけが残されます。
辛うじて、楓 椿に関しては 他キャラよりも主人公との関わりが少なかった という理由で、少しだけデート描写があるのですが、
プレイヤーの視点で考えるならば、描写は平等にするべきであり 茜 咲 萌の3人の描写を省く意図がわかりません。

5人の初体験が終わり、ここからしばらく 5人から1人を選ぶ選択肢が続きます。
普通の方なら、『ここからはデート描写があって 恋愛をしていくんだろう』と思うところなんですが、
そんな幻想をぶっ壊してくれるのがめちゃ婚。

確かに、デートやヒロインとの会話 というのはあります。
しかし、キャッキャウフフを楽しむどころか、
『ヒロインとエッチする』という決められた終着点への道中は、ひどく適当な飾りであり、
とてもじゃないですが『ラブコメディ』 『ハートフル』というジャンルからはかけ離れているように感じました。

また『ファミリーハーレム』という点でも、
個人の描写が数シーンに渡り続き、家族 ハーレム どちらの描写も欠落が多いと感じました。
肝心の家族が『○○とデートしてきたらいい』等という、バックアップのような立ち位置にいたりするので、
家族である必要性を一切見出せませんでした。


個別シナリオに入り、
ヒロイン単体の描写から ヒロインの家族に対する描写が大幅に加わり、
ようやっと『ファミリーハーレム・ラブコメディ』 『ハートフル一夫多妻ADV』としてゲームが進展し始めます。
今まで見ることが出来なかった、キャラごとの個性が唐突に出始め 非常にドタバタとした展開となります。
咲のボケが激しくなったり 楓がボケキャラになっていたり 萌がボケキャ・・・ってボケキャラばっかりじゃねーか!

コメディ以外のシナリオでは、
感動とは言えませんが、テーマがテーマだけに なかなかに心をホコホコさせてくれるようなシナリオになっていました。
ヒロインそれぞれの悩みに対して『家族』として向き合い、互いに成長していく様は好感触でした。
だがさすがめちゃ婚、
どんな結末を迎えても 最後までぬかりなく性交があり、そこまで専念しなくてもと思いました。

全体を回視すれば、
このゲームが 『抜きゲー』として作りたかったのか 『キャラゲー』として作りたかったのかが
定まっていないように見え、どちらかに特化する形にしていればもう少し違った楽しみがあったのではと思えます。


【テキスト】
エッチシーンでの同一表現が非常に多く 目立ち、
特に射精シーンでの擬態語は90%固定化しており、多彩な文飾は見られません。
♥の特殊記号も多用しており、過度なこともあり 人によっては不快感を持つかもしれません。

コメディパートでは、オマージュネタも所々ありますが ライター独自のネタも豊富で、
オリジナリティが出ており 面白みがありました。


【システム】
抜きゲーとして見ると、『抜き』としてのシステムがほぼ無く
精々『腰を振る』と描写が出た際に、画面が揺れる程度(これはシステムといえないような気がしますが)

ゲームとしても、個別シナリオでの選択肢以外は 『名前』であり、
話を選ぶというよりは、キャラを選ぶ という気しか起こりません。
メーカーとしての独創性がなく、これならどこが出しても同じかなと思わざるを得ないです。


【CG・MOV】
良くも悪くも同人レベル。
絵に 絵師が持つ力が感じられず、キャラクターの可愛さで何とか保っている感。
とはいえ、十分に魅力的なキャラクターであることは否定できないため、『良くも悪くも』同人レベル。
とどのつまり、キャラ以外(背景であるとか)の点で魅力を感じないと言いたい。


【サウンド】
楽曲に関しては、評価文を書こうと思っても出来ないほどに、標準仕様。
曲数が多いわけでもなく、引き付ける程の曲があるわけでもないが、
場に合わない変な曲があるわけでもない。

ボイスに関しては声優さんの腕が素晴らしいです。
たとえばエッチシーンで テキストは普通でも、心がドキっとする程のボイスでした。
特に、夏野こおりさんはこのゲーム内において群を抜いています。
普段はちょっと暗い感じの楓ですが、エッチになると 自分を解放し、淫らになる様を見事に演じていました。


【エロ】
エッチのレパートリーが少なく、
単独以外では、2Pが 各自3シーンほど
シチュエーションの変化はあるが、プレイ自体が過激になってりするわけではなく
ヒロインが淫らになっていく以外は、これといった変化は見られない。

これがこのゲームの最大の問題点です。
比率として エッチシーンが7~8割ほどはあるかと思うのですが、
個別までの間で、ひたすら 同じようなエッチが繰り返されれば どうでしょうか?

私は耐えきれませんでした。
やはり、場面以外でも プレイ自体に変化がないと 作業意識が積み立てられていき、
「いつ終わるのか」と思わざるを得ないかと。
個別パートまでに飽きてしまえば、折角のシナリオも どこかだれた気持ちで見てしまうのですから、
ゲームそのものの面白さが低下してしまうのは、自然の摂理かと。


【総評】
《50点》
-『恋愛』という面での描写の少なさ。
-設定が生き始めるタイミングがあまりにも遅すぎる点。
-メーカーとしての個性が感じられないシステム。
-不変的なヒロイン達とのエッチシーン。
-同じ表現の使い回しが目立つ点。
+オリジナリティのあるコメディ。
+夏野こおりさんが相変わらず絶好調。

発売当初はシナリオゲーとして評価するつもりでしたが、
あまりにも想像とかけ離れていたため、抜きげーとして評価しました。

このゲーム、
序盤では、ヒロイン達が 何故、春木に惚れたのかがわからないほどに 主人公がアレな方です。
マイペースで、人の話を聞かず 空気が読めずに 後先考えない。
設定上、かなり頭が良く イケメン(?)らしいのですが、その描写も 話の始めには出ていなかったと思われます。(椿が初対面の時に 男前と発言したのはありますが)
また、個別に入るまでは 若干の会話描写の後 エッチシーンへと移行するため、
主人公とヒロインとの関係が、どれほど深い物なのかがわかりづらいという欠点があります。

要するに、特にキャラクターに入れ込む経過もなく、ひたすらエッチをしているため
それが余計に、『飽き』のトリガーを引くことを助長しています。

しかしながら、後半のヒロイン同士の掛け合いや心温まるシナリオ(個別シナリオが短いので感動は出来ないですが)の展開は、
飽きを我慢して見るだけの価値があるといえ、それだけに勿体なさが目立ちます。

私としては、コメディ担当のライターさんがどちらの方かはわかりませんが、
この方の 独創と凡庸の入り乱れたカオスなコメディをもっと活かし、
合間の描写や エッチシーンでも、『この作品でしか味わえない面白さ』を全面的に出していれば、
もっと楽しめる作品になったのではと思います。

スレッドテーマ:美少女ゲーム:ゲーム

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