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2010年11月12日

●恋と選挙とチョコレート

~恋チョコの感想です~
【シナリオ】
《キャラ別感想》
>千里
メインルート。初回ルート固定。
小さい頃からずっと一緒にいた裕樹と千里が、
『恋』を始める瞬間に、他のどのルートよりも『恋チョコらしさ』が出ていました。
『近くて遠い』が良く表現されているのですが、ただ単に幼なじみだから気付けないのではなく、
半分気付いているのだけれど、お互いの立場から『恋』はしないと決めている裕樹と、
自分の気持ちをずっと行動で表しているのだけれど、それが裕樹《だけ》に対するのモノなのか、
そうではないのかが自身で整理できていない千里の、気持ちのすれ違い と 通じ合う流れを、
『チョコレート』を使った振る舞いで伝えていたのが面白かったです。
裕樹が自分の気持ちに気付いてからの流れは涙モノでした。

>衣更
あはっ!
笑顔が素敵。
他のキャラとは違った立ち位置の《ケートク生》
恋チョコでは序盤から、一般生徒とケートク間の差別問題が出てきます。
衣更ルートは、差別に対する周りと本人の受け止め方の違いをシナリオに組み込んでいました。
衣更との恋愛よりも、衣更の魅力に惹かれていく裕樹と周りとの温度差や
ショッケン部員との関係に亀裂を生んでしまってからの裕樹のダメっぷり→持ち直しが、
シナリオとしての見所で、一番の見所はやはり最終演説。
最終演説では最も裕樹らしい演説が出来ていたのではと思います。

>美冬
ゆうくんダメねぇ・・・
千里との関係上、シナリオが最も苦しかったのかなという印象が強いです。
何気に思い返してみれば、裕樹と美冬でのツーショットを千里が許していたのは、
美冬の気持ちをわかっていたからこその、千里なりの計らいなのかなとも思ったりします。
千里はもっと、美冬と対等になりたかったんだなと。
千里に気を遣いながらも、自分の気持ちを徐々に抑えられなくなっていく美冬。
そんな一歩引いた彼女が、千里と打ち溶け合って同じ場所に立つ過程を描いています。

>皐月
んっまあああああああい。
他の共通ルートでも気付きますが、葉月とのシナリオです。
はっきり言ってしまうと、不完全燃焼。
ナイスバディ過ぎたのか、気付いたらエッチしてます。
『皐月らしさ』が出てくるのがあまりなく、葉月とのやり取りやエッチシーンに、
大半のシナリオをもっていかれている為に、折角の可愛い一面が殆ど無い結果に。
最終演説もエピローグも何となく不発している為、シナリオとしての面白さはあまりなかったですね。

>未散
口数が少なかったのでシナリオがサクサク進んで、
皐月(4番)→未散(最終)ときていたので、「このルートも不発なのかな・・・」
と思っていたら、泣きました。やられました。
立ち絵が物凄く残念なのに、CGだとかなり映えていて、何この逆詐欺モード。
詳しく言うとネタバレになってしまうのであまり言えませんが、
他のどのキャラとも違う特徴的なシナリオです。
千里が表のメインヒロインなら、未散は裏のメインヒロインといったところでしょうか。
他キャラではわからない、隠された設定がここで出てきて「なるほど、そうだったのか」と驚かされます。
そして千里とは違った『恋チョコらしさ』が出ていた事を最後に気付かされ、上手いなと思わされました。

《シナリオ総合》
全体で見ると、千里が酷いぐらいにうざいキャラになってしまいます。
千里ルート以外での、千里の嫉妬 裕樹に対する理不尽な怒り 他ヒロインへのやつあたり、
ヒロインとしてはあまりにも醜い。他キャラをやるにつれ、最初はメインルートで千里も可愛いなと思っていたのに、
「千里うぜぇ・・・」と思わせられてしまう結果に。衣更の時が一番ひどかったです。
5シナリオ中4シナリオは普通に良かったと思ったので、ストーリー構成に関しては安定していたと言えます。
しいて言うなら、千里の出しすぎですね。
上記の事もありますが、全ルートで千里が裕樹に自分の思いを伝えるシーンはありました。
時には、ビンタもされました。あまりにもおかしい。
そして挿入歌は良い曲なんですが、千里専用曲と化してしまっています。
シナリオひとつひとつは悪くなかったのですが、1キャラを強く出しすぎてしまった為、
千里とのやり取りを入れるぐらいなら、もっと個別のイベントを増やして欲しかったと思う結果になりました。


【テキスト】
個人的に最も上手いと思ったところは、『トキメキ』という単語です。
シナリオを序盤に衣更の「あはっ!」を見たときに出てくるのですが、
それよりも前に、裕樹が千里に恋は『ときめき』が大事だと主張しているシーンがあります。
要するに、『トキメキ』と『ときめき』は別物であり、裕樹が衣更に感じた『トキメキ』は恋ではないのだと、
かなとカナの表記だけで表現していたところが、すごく上手かったと思いました。


【システム】
-基本設定-
テキスト表示速度(10段階)
自動送り速度(10段階)
スキップ設定(未読のスキップ可否)
フルスクリーンオン・オフ
画面エフェクトオン・オフ
フォント設定(ゴシック・丸字・手書き)
-サウンド設定-
ボイスオン・オフ
ボイス音量総括(10段階)
キャラ別オン・オフ
ボイスを最後まで再生オン・オフ
BGMオン・オフ(音量10段階)
SEオン・オフ(音量10段階)

よくある標準装備程度のシステム設定。

メインキャラルート固定からの、クリア時他キャラ開放は賛否両論になるかもしれません。
千里を始めに持ってこないと、千里が嫌になりすぎてやる気が無くなるかもしれませんし、
逆に考えて、最後に千里を持ってきて 印象を保ったまま終わりというのも捨てがたいです。
面白かったのは、画面上部へロールして画面が切り替わるエフェクトでしょうか。
特定の場面で少ししか出てきませんが、斬新で面白かったですね。


【CG・MOV】
CGの線はとても綺麗なのですが、彩色に関してはちょっと残念でした。
広範囲で同色が使われており、彩色によるリアルさが欠けていたと思います。
あまりにも細かすぎると逆に1枚1枚の労力がかかると思いますが、中には良い絵もあったので
もう少し拘っていても良かったのではないかなと思います。

一番良かったCGは未散で、背後から裕樹が抱きしめているシーンです。
未散の目がまるで生きているかのように綺麗に描けていて、今にも動き出しそうなリアルさがありました。

【音楽】
BGMが25曲 ボーカルソングが8曲。
キャラソンもENDも良いのですが、ExtraではBGMしか聞けないのは非常に残念。
そして、BGMについているであろう曲名も不明です。
なかなか良い曲も多いので、曲名ぐらいはわかるようにしてほしかったなと思いました。


【エロ】
5キャラ*3の15シーン
全キャラ安定の3回です。
5キャラ中4キャラぐらいは、Gスポクオリティで良い反応があります。
表情変化の差分はありますが、差分を除くと枚数的には各キャラの1/3ぐらいだと思います。
個人的には美冬の3回目と皐月の3回目が良かったかなと。
どのキャラも3回目にはかなりエロさが出てきていました。


【総評】
《81点》
-減点箇所-
・皐月ルート全般における不完全燃焼さ。
・BGM再生中に、ポツポツと音が切れている。
・千里の扱い。
・立ち絵、彩色

『恋』が始まる瞬間は、皐月以外とてもわかりやすかったし、
これぞ恋チョコだなって感じがしていたので面白かったですが、
やはり皐月がよくわかりません。シナリオにするなら葉月の方がよかったかも。
サブキャラが非常に生きていて、サルコンビ のんちゃん ユメといったショッケンメンバーを中心に、
公式で出ているキャラに関しては、きっちりとした役割が存在していて、
サブキャラにも思い入れが出来るような設定が良かったです。
ガレージ 辰巳あたりは結局謎な一面も残りますが、直接的には関係ないので支障は無いかなと。

パロディ オマージュネタが非常に多く、個別に入るまではそういったネタのオンパレードです。
個別に入ってからもちょくちょく出てきますが、パロディオマージュが多すぎるのはちょっと・・・と言う方には、
あまりオススメ出来ないネタ作りでした。
キャラ同士の掛け合いで笑いを取るというよりは、オタネタで強引に笑いをとりにきている感じは強かったです。
シナリオ自体は、うるっと来るような場面も多くあって、十分に楽しめたと思います。

オタネタがわかる初心者の方には、割かし向いてるゲームかなと思いました。

スレッドテーマ:美少女ゲーム:ゲーム

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